帯広豚丼(ぶた丼)専門店を一挙公開!十勝・帯広に来たら食べてほしい美味しい豚丼

「豚丼って、どこで食べても似たような味じゃないの?」―-そんな風に思っていませんか?でも、帯広の豚丼は“ただの丼もの”ではありません。香ばしく焼かれた豚肉に、店ごとに受け継がれる甘辛ダレが絡み、ご飯がすすむ魔法の味。しかも、使う肉の部位、火の入れ方、タレの風味、盛り付けの美しさまで、すべてにお店の個性が宿っています。

一口に豚丼と言っても、個性はさまざま。今回は観光客から豚丼通の地元客も通う名店を一気にご紹介します。どれもこれも絶品なので、旅の予定にぜひ加えてみてくださいね!

1 元祖 豚丼のぱんちょう

帯広の豚丼といえば、まず名前が挙がるのがここ「元祖 豚丼のぱんちょう」

なんといっても、豚丼発祥の店として知られる老舗中の老舗。昭和8年に創業し、90年以上にわたり受け継がれてきた味は、今なお多くの人の心をつかみ続けています。

帯広駅から歩いてすぐの場所にあり、地元のビジネスマンから観光客まで、連日行列が絶えません。店名にもある「ぱんちょう」は、創業者の女将「梅さん」が名付けたもの。メニューの松竹梅も、梅が最上ランクというユニークな順になっています。

炭火でじっくり焼かれたロース肉は、表面に美しい焼き網の跡がつき、香ばしさとしっとり感を兼ね備えた仕上がり。甘辛い秘伝のたれとごはんの相性も抜群で、「これぞ帯広豚丼!」と言いたくなる王道の味わいです。

帯広を初めて訪れる方には、ぜひ最初に味わっていただきたい一杯です!

【INFORMATION】

■ 元祖 豚丼のぱんちょう

  • 住所:北海道帯広市西1条南11丁目11-19(MAP)
  • 電話:0155-22-1974
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:月曜日、第1・第3火曜日(祝日の場合営業、翌日休、連休)
  • 駐車場:なし

2 豚丼の鶴橋

帯広市内でも老舗の一角を担う「豚丼の鶴橋」は、約80年変わらぬ味を守り続ける名店。

こちらの最大の特徴は、なんといっても見た目のインパクト。初めて見る方は「黒っ!」と驚くほど、タレで真っ黒に染まった豚肉がご飯の上に鎮座します。

使用される肉はやわらかな背ロース。厚手のフライパンとラードでふっくらと焼き上げ、2種類の秘伝ダレを使い分けるというこだわりぶり。焼き加減や肉汁の出方に応じて、1番ダレと仕上げ用の2番ダレを巧みに使い分けているそう。

その味わいは、見た目のインパクト以上に繊細。甘さとコク、焦げた香ばしさが混然一体となり、他店とはまったく異なる個性が光ります。なめこの味噌汁も美味しく、セットで楽しむのが断然おすすめ。

「いろんな豚丼を食べたけど、ちょっと違うものが食べたい」という方にこそ訪れてほしい一軒です。

【INFORMATION】

■ 豚丼の鶴橋

  • 住所:北海道帯広市柏林台東4-1(MAP)
  • 電話:0155-34-1155
  • 営業時間:11:00〜1500、17:00〜20:00
  • 定休日:月曜日(祝日の場合翌日休)
  • 駐車場:あり/12台

3 ぶた丼のとん田

「ぶた丼のとん田」は、老舗に並ぶ人気を誇る、実力派の専門店。

長年、精肉店に携わってきた創業者が「地元の人にも美味しい豚丼を届けたい」との思いで開業しました。

使われているのは、十勝産の上質な豚肉。一枚一枚手切りされ、余分な脂や筋を丁寧に取り除くことで、驚くほどやわらかく、食べやすい仕上がりに。さらに、ロース・バラ・ヒレと部位を選べるのも嬉しいポイントです。

帯広駅から少し離れた場所にありますが、食べログ北海道ベストレストランやミシュランのビブグルマンにも選ばれ、全国からファンが訪れるほど。

しかも、お味噌汁とお漬物がついて、価格は960円〜という驚きのコスパ!これも地元民からの支持が厚い理由のひとつです。

ランチタイムには長蛇の列ができることも多いため、開店前の訪問が狙い目。

「お値段以上の満足感」を求める方には、間違いなくおすすめです。

【INFORMATION】

■ ぶた丼のとん田

  • 住所:北海道帯広市東10条南17丁目2番地(MAP)
  • 電話:0155-24-4358
  • 営業時間:11:00~LO18:00
  • 定休日:年末年始※その他臨時休業あり
  • 駐車場:あり/21台

4 ぶたいち 帯広総本店

 

「ぶたいち」は、全国でも評価の高い食肉加工卸会社が手がける豚丼専門店。厳選されたルスツ豚を、炭火で香ばしく焼き上げて提供しています。

肉は一食ごとに真空パックで管理され、開封してすぐに焼きたてを提供するという徹底した品質管理。味だけでなく、衛生面でも高水準を保っています。

選べる肉の部位はロース、バラ、ヒレ、ミックスの4種類。さらにサイズやトッピングの種類も豊富で、キムチや月見など、自分好みにアレンジできるのも魅力です。

また、メディア露出も多く、東京・池袋にも支店を持つなど、全国展開も進行中。お取り寄せ商品も人気で、家庭でその味を楽しむこともできます。

「どこで食べても満足できる」という安定感と、選ぶ楽しさを兼ね備えた一杯です。

【INFORMATION】

■ 北海道帯広名物 炭火焼豚丼専門店 ぶたいち総本店

  • 住所:北海道帯広市大通南25丁目20-1(MAP)
  • 電話:0155-26-4129
  • 営業時間:11:00〜20:00
  • 定休日:年中無休(年末年始を除く)
  • 駐車場:あり/15台

5 豚丼のはなとかち

「豚丼のはなとかち」は、北海道産素材にとことんこだわる一軒。使用するロース肉は、100頭に3頭しか現れないという「かみこみ豚」。ジューシーでコクのある味わいが特長です。

ごはんには、美唄市の契約農家から仕入れた「ふっくりんこ」を使用。玄米のまま仕入れて2~3日ごとに精米するなど、鮮度にも抜かりなし。

炭火焼に近い仕上がりが叶う高火力グリラーで、余分な脂を落としながらふっくら焼き上げた豚肉は絶品。トッピングには十勝産の黒枝豆や山わさびが使われており、和のアクセントが心地よい一杯です。

名物「十勝ひつまぶし」は、豚丼の新しい楽しみ方としても注目。

お子さま向けや冬季限定メニューもあり、家族連れにもおすすめです。

【INFORMATION】

■ 豚丼のはなとかち

  • 住所:北海道帯広市大通り南12丁目2-4 佳ビル1F(MAP)
  • 電話:0155-21-3680
  • 営業時間:11:00〜15:00、18:00〜19:00(平日)/11:00〜19:00(土日祝)
  • 定休日:火曜日(祝日の場合営業)
  • 駐車場:あり/5台

6 豚丼の豚はげ 帯広本店

JR帯広駅に直結したアクセス抜群の名店。創業元は市内の老舗和食店「はげ天」で、こちらはその直営豚丼専門店として2000年に誕生しました。

朝9時から営業しているため、旅行やビジネスの合間にも立ち寄りやすく、観光客はもちろん、地元のサラリーマンにも人気です。

秘伝のタレは80年以上の歴史を持ち、現在も釜で煮詰めて手作りされているというこだわり。胡椒が効いたピリッとした味わいが特徴で、追加のタレや胡椒も卓上に用意されています。

店内での食事はもちろん、テイクアウト対応もうれしいポイント。

時間がないけど本格的な豚丼を味わいたい、そんな時に頼れる存在です。

【INFORMATION】

■ 豚丼のぶたはげ 帯広本店

  • 住所:北海道帯広市西2条南12丁目9 JR帯広駅 エスタ帯広西館(MAP)
  • 電話:0155-24-9822
  • 営業時間:9:00〜19:40(L.O. 19:15)
  • 定休日:第3水曜日(エスタ帯広西館に準じる)
  • 駐車場:エスタ帯広駐車場あり(※1店舗2,000円未満のご利用で30分無料、2,000円以上のご利用で1時間無料)

7 ぶたどんのかしわ

帯広競馬場のすぐ近く、カフェのようにおしゃれで落ち着いた雰囲気が漂う「ぶたどんのかしわ」

店内は木目調を基調としたナチュラルな空間で、女性ひとりでも気軽に入れる空気感があります。豚丼専門店とは思えないそのスタイルが、すでに他店とは一線を画しています。

料理の特徴としてまず挙げたいのが“いなきびごはん”の採用。ぷちぷちとした独特の食感があり、噛むほどに甘みを感じられる、ちょっと珍しい雑穀ごはんです。健康志向の方や、いつもとは違う豚丼を楽しみたい方にもおすすめです。

肉の部位はロース・バラ・肩ロースから選べ、迷った時には+100円で「3種盛り」が注文可能。一杯でそれぞれの個性を一気に味わえるのは、かなりうれしいポイント。食べ比べをして自分の“推し部位”を見つけたくなります。

さらに、ごはんの量と肉の枚数がメニューに明記されており、小盛・並盛・大盛・特盛と選びやすいのも◎。誰でも自分にちょうどいいボリュームで満足できます。

夜は日本酒や瓶ビールも提供しており、しっかりした味の豚丼をお酒と一緒に楽しむことも可能。

静かにひとりご飯を楽しむもよし、仲間とシェアするもよし。見た目も味も“やさしさ”でできているような一杯です。

【INFORMATION】

■ ぶたどんのかしわ

  • 住所:帯広市西12条南9丁目10-3(MAP)
  • 電話:0155-66-4711
  • 営業時間:11:00~20:00
  • 定休日:水曜日(※祝日、お盆、GWなどの場合は変更あり。)
  • 駐車場:あり/15台

8 炭焼き豚どんのぶた八

帯広駅から徒歩3分、アクセスの良さとユニークさが魅力の「炭焼き豚どんのぶた八」

店頭で販売されている駅弁でもおなじみのこの味、実店舗では“焼きたて×ボリューム”でさらに魅力を増しています。

注文時には「一郎」「二郎」などの個性的なサイズ名が並び、壁には各サイズの写真が掲示されていて、量のイメージがつきやすく親切。中でも話題の「メガ豚丼」は、なんと通常サイズ6杯分相当。3~4人でシェアしても満足できる大迫力メニューです。

店主はとても気さくで話しやすく、初めてでもつい長話をしてしまうほどの居心地のよさ。料理の味はもちろんですが、その“あたたかさ”に惹かれてリピーターになる人も多いのだとか。

豚丼は炭火でじっくり焼かれ、香ばしい風味が鼻をくすぐります。甘辛ダレとのバランスもよく、ごはんがどんどん進む一杯。営業時間が長く、「ちょい飲みセット」やおつまみも豊富なので、宿泊先が近ければ夕飯利用にもおすすめです。

記憶にも写真にも残る、ちょっと楽しくてとても美味しい豚丼。ここでの食事は、帯広旅行の素敵な思い出になるはずです。

【INFORMATION】

■ 炭焼き豚どんのぶた八

  • 住所:北海道帯広市西1条南11丁目11-2(MAP)
  • 電話:0155-29-0161
  • 営業時間:4月25日~11月10日 10:30~22:00/11月11日~4月24日 11:00~22:00
  • 定休日:なし
  • 駐車場:近隣の有料駐車場をご利用下さい。(駐車券のご提示でお会計から100円割引)

9 十勝豚丼 いっぴん帯広本店

「いっぴん帯広本店」は道民にとってはCMでおなじみ「ソラチのたれ」の会社が運営する豚丼専門店。2001年に帯広でオープンして以来、札幌などにも支店を展開する人気店です。

「タレのプロ」が作る豚丼は、さすがの一言。ごはんとタレ、お肉の量やカットの細かさまで選べる自由度の高さが特徴で、まさに“自分だけの一杯”を楽しむことができます。

使用される豚肉は北海道産。炭火で焼き上げた豚肉に、こだわりのタレがたっぷり絡み、ごはんとの相性は抜群。320円の追加で、味噌汁・漬物・サラダ(または冷奴)が付いたセットにもできるので、しっかり満足感も得られます。

店内はスタッフの声掛けが元気で活気があり、オペレーションもスムーズ。デザートも用意されているので、「最後は甘いものでしめたい派」にも嬉しい配慮。

ファミリー、女性、ビジネス客と幅広い層に愛される、バランスの取れた一軒です。

【INFORMATION】

■ 十勝豚丼 いっぴん帯広本店

  • 住所:帯広市西21条南3丁目5(MAP)
  • 電話:0155-41-1789
  • 営業時間:11:00〜21:00
  • 定休日:なし
  • 駐車場:あり/25台

10 炭火焼豚丼 ぶた野家

有名店ぶたいち旧店舗跡にオープンした豚丼専門店「炭火焼豚丼 ぶた野家」さん。旧店舗の店長を務めた西本さんが独立開業しました。

黄色の看板が道路からでも目立ちますね。店内は、カウンターとテーブル席。メニューは、ロース豚丼(特上あり)、バラ豚丼(特上あり)、ミックス豚丼(特上あり)の3種類から選びます。ちび盛(肉3枚)〜デカ盛(肉12枚)と肉の枚数でサイズが変わり、ご飯の大盛りは無料でした。

入店すると、元気な声かけと親切丁寧な接客が気持ちのよい雰囲気です。

人気のロース肉とバラ肉を3枚ずつ盛り付けた普通盛の「ミックス」1,190円を注文。注文から5分ほどでテーブルへ。

目の前に出された豚丼からは、炭火焼きの独特の香ばしさに、甘しょっぱいであろうタレが合わさり食欲をそそります。

一口ほおばると、香ばしさと甘辛いタレの味が口の中に広がり、柔らかく子どもでも噛み切れるであろう、お肉の食感がたまらない豚丼です。香りと甘辛いタレと食べやすい豚肉のコラボレーションが、少し多いかなと思ったご飯もぺろりと食べさせてくれる満足感の高い豚丼でした。

旨みとあっさり感のバランスが絶妙!ペロリといけちゃう豚丼No.1!

【INFORMATION】

■ 炭火焼豚丼 ぶた野家

  • 住所:帯広市西8条南11-1-2(MAP)
  • 電話:0155-65-0801
  • 営業時間:11:00~19:00
  • 定休日:水曜日
  • 駐車場:あり/12台

11 炭火焼豚丼 とんび

「とんび」は、一見すると町の小さな豚丼屋さん――。けれどその一杯は、どこか家庭的でありながら、プロの手仕事を感じさせる完成度を誇ります。

秘密は、おばあちゃん直伝のタレと、焼き台にあり。

実家がセメント会社だったという店主が、耐火セメントを使って自作した焼き台で、北海道産のナラ炭を使用し、じっくり炭火焼き。途中で何度もタレにくぐらせることで、味がしっかり染み込み、香ばしさと甘辛さが渾然一体に。

使うお米は「おぼろづき」。ほどよい甘みと粘りがあり、豚肉の濃い味をしっかり受け止めてくれます。今回いただいたミックス豚丼(ロースとバラ)1,100円は、価格を超えた満足感で、ぺろりと完食。あまりの食べやすさに「明日はロース単品にしてみようかな」と次の来店をすでに考えてしまうほどでした。

スタッフの皆さんも丁寧で、やさしく接してくれる雰囲気に、つい通いたくなるお店です。

【INFORMATION】

■ 炭火焼豚丼 とんび

  • 住所:帯広市西1条南24-8-1(MAP)
  • 電話:0155-26-7311
  • 営業時間:11:00~14:30 17:30~20:00
  • 定休日:火曜日、水曜日(祝日は営業)
  • 駐車場:あり/4台

12 ぶた丼 きくちや

帯広競馬場に隣接する「とかちむら」内にある、隠れた実力派「ぶた丼 きくちや」。ばんえい競馬の賑わいの中で味わう炭焼き豚丼は、まさに“ここでしか体験できない”ごちそうです。

豚丼はオーソドックスなスタイルながら、その柔らかさは驚きのひと言。ロースとバラを絶妙に組み合わせて炭で焼き上げ、外は香ばしく、中はとろけるような食感。思わず「どうやったらこんなに柔らかくなるんだろう…」とつぶやいてしまうほどです。

タレはやや辛口で、ビールとの相性が抜群。ばんえい観戦の合間にビール片手に味わうも良し、ゆっくり腰を据えて味わうも良し。山椒やニンニク七味など、味変アイテムが充実しているのも楽しみのひとつ。アラカルトメニューもあり、グループで来てもそれぞれ好きな楽しみ方ができます。

競馬の迫力と豚丼の旨み、どちらも満喫したい方にとって、これ以上の組み合わせはありません。

【INFORMATION】

■ぶた丼 きくちや

  • 住所:帯広市西13条南8丁目1番地(帯広競馬場とかちむら内)(MAP)
  • 電話:090-5989-6674
  • 営業時間:ばんえい開催日 11:00~21:00/ばんえい非開催日:11:00~14:30
  • 定休日:水・木曜日(不定休あり)
  • 駐車場:あり/400台

13 ぶたどん処 ぶた屋

「ぶた屋」の豚丼は、香ばしさ・甘み・旨みの三拍子がそろった“とにかく美味しい”一杯。

その実力は、たとえ旭川ラーメンとの二枚看板に驚いても、ひと口で納得させてくれるほど。

提供されるのは十勝産ブランド豚。ロースかバラか、お好みで部位が選べる仕組みになっており、上質な肩ロースを使った「特上豚丼」でもそのスタイルは同じ。あっさり派も、ジューシー派も、自分にぴったりの一杯を楽しめます。大きな遠赤外線コンロでじっくり焼き上げ、ハケで塗るタレはとろりと濃厚。炭火焼きを思わせる香ばしさがたまらなく、肉とごはんがどんどん進みます。

注文した特上バラ豚丼(1,250円)は、肉の脂が甘く、噛むたびにじゅわっと旨味があふれる極上の味。次はラーメンも試してみたいと思わせる「丼と麺の誘惑」がそこにあります。

「帯広で絶対に食べてほしい」と自信を持っておすすめできる一軒。隠れた名店というには惜しい、実力派の豚丼です。

【INFORMATION】

■ぶたどん処 ぶた屋

  • 住所:帯広市西23条南1丁目21(MAP)
  • 電話:0155-37-3130
  • 営業時間:11:00~15:00
  • 定休日:月曜日
  • 駐車場:あり/9台

14 十勝豚丼ひまわり

イオン帯広店の1階、フードコートの一角に店を構える「十勝豚丼ひまわり」

ショッピングの合間や、気軽なランチタイムにも立ち寄りやすい場所にありながら、提供される豚丼は驚くほど本格的です。

主役は、10日間熟成された特製のロース肉。氷温に近い環境でじっくり寝かせることで、肉の赤身部分に含まれる旨味がしっかりと引き出され、しっとりとした口当たりと深みのあるコクを生み出します。

厚さ7mmでスライスされた豚肉は、ボリュームと食感のバランスが絶妙。タレとの一体感も見事で、一口目からじんわりと染みる美味しさが広がります。

定番の豚丼だけでなく、豚汁や豚皿などのサイドメニューも充実。お腹の空き具合や気分に合わせて、自由にカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。

華やかさではなく“確かな丁寧さ”が際立つ「ひまわり」の豚丼は、忙しい日常の中でもじっくり味わいたくなる、そんな一杯です。

【INFORMATION】

■十勝豚丼ひまわり

  • 住所:北海道帯広市西4条南20丁目1 イオン帯広店1F フードコート内(MAP)
  • 電話:0155-66-6351
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:不定休
  • 駐車場:有(イオン駐車場)

豚丼が帯広名物になるまでの歴史

帯広の名物グルメ「豚丼」は、じつは140年近い歴史を持つ、地域に根ざした郷土料理です。

その始まりは1884年(明治17年)、十勝の開拓にやってきた依田勉三(よだべんぞう)たちが、4頭の豚を連れてきたこと。

当時はまだ豚肉を食べる習慣が広がっていなかったため、なかなか受け入れられませんでしたが、少しずつ養豚が広がり、帯広では豚肉が身近な存在となっていきました。

1920年代頃には、豚肉が市民の食卓にも並ぶように。

1933年には、帯広市民が1年間に消費した肉の中で、豚がダントツの1位だったという記録も残っています。

そんな中、調理が手軽で美味しくて、しかもお腹いっぱいになれる料理として生まれたのが「豚丼」です。

炭火で焼いた豚肉に、甘辛いタレをたっぷり絡めてごはんにのせる――シンプルながら、何度でも食べたくなる味わいが、多くの人に愛されてきました。

今では、専門店はもちろん、定食屋やカフェなどでも豚丼が提供されるほど、帯広の暮らしに根づいた定番メニューとなっています。

旅行で帯広を訪れたら、ぜひこの「帯広ならではの豚丼」を味わってみてください。

その一杯には、長い歴史と、たくさんの人の想いが詰まっています。

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