北海道大樹町のHOSPO(北海道スペースポート)から、台湾企業jtSPACE社が開発したロケット「VP01」が、2025年7月6日(日)に打ち上げられます。海外メーカーによるロケット打上げとしては日本国内初の事例であり、注目が集まっています。
大樹町の宇宙港で歴史的瞬間を目撃しよう
当日は、HOSPOの滑走路東側が一般観覧エリアとして開放されます。林の奥から上昇するロケットを見上げる観覧体験は、まさに宇宙に近づく貴重な瞬間。希望者は、指定観覧エリアへ早朝からの入場が可能です。
打上げ情報
ロケット名 | VP01 (2段式サブオービタルロケット) |
打上げ日 | 2025年7月6日(日) |
打上げ予定時間帯 | ① 6:00~7:30 ② 10:50~12:00 ③ 16:00~17:00 ※天候や安全確認の都合により、 上記いずれかの時間帯に打ち上げ |
予備日 | 7月12日(土) 7月13日(日) 7月19日(土) 7月20日(日) 7月26日(土) 7月27日(日) |
打上げ場所 | 北海道スペースポート LC1 – Launch Pad 12 |
観覧エリア情報
- 観覧場所:HOSPO 滑走路東側(大樹町字美成169-1)
- 駐車場:滑走路西側に設置開場
- 時間:7月6日(日) 午前4時開場(予定)、打上げ3時間後をめどに閉場
- 当日はオリジナルグッズの販売も予定
※開場時間の変更がある場合は HOSPO公式X で通知されます。
ロケット「VP01」のスペック

VP01のイメージ図
全長 | 約12m |
直径 | 約0.6m |
重量 | 約1.4トン |
推進方式 | 固体燃料(合成ゴム)と 酸化剤(亜酸化窒素)の ハイブリッド型 |
推力 | 第一段 6,500 kgf、 第二段 1,100 kgf |
到達予定高度 | 約100km |
観覧にあたっての注意点
- ロケット発射前の様子(射点・準備風景など)は観覧エリアからは見えません。
- 双眼鏡の持参推奨。イス・防寒具の持ち込み可(※テント不可)
- ゴミの持ち帰り、ペットの同伴不可
- 駐車台数には限りがあり、満車次第入場制限あり
- ドローン等の使用・無断立ち入り・迷惑行為は禁止です
- 観覧会場以外(牧場・私有地など)への立ち入りは厳禁です
十勝の宇宙港”HOSPO”とは?
HOSPO(北海道スペースポート)は、大樹町が40年以上にわたり構想を続けてきた「宇宙版シリコンバレー」実現の拠点です。太平洋に向けた打上げ方向、広大な土地、整備された射場環境を活かし、今後も多様なロケットの商業打上げを受け入れ、宇宙産業と地域活性化の両立を目指しています。

「宇宙産業と言えばアメリカ、ヨーロッパだけの話じゃない」――そんな声が現実味を帯びてきたのが、ここ北海道十勝の大樹町です。民間にひらかれた商業宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」を運営するSPACE COTAN...

北海道スペースポートの将来イメージ
海外資本による国内初打上げ!
jtSPACEは、台湾の革新的ロケット企業「tiSPACE」グループの日本法人であり、北海道石狩市に本社を置いています。今回の打上げは、同社が開発したロケットの初号機。高度100km以上の宇宙空間への到達を目指し、将来的な人工衛星軌道投入ロケットの開発にもつなげていきます。
宇宙の夜明け”を目撃するチャンスを、ぜひお見逃しなく!